私の作ったピアノ曲「課せられたモノ」コレは今ではなかなかお気に入りで、今考えれば良くこんなもん作ったな。とも思える。
しかし、作った直後の感想は、直感的に「ダメだな」だった。
そんな訳で、数ヶ月間PCの中で眠り続けていた。削除しなくて良かった〜。
そんな「課せられたモノ」だが、ある一つの音に関して、物凄く語れるのだ。それを今日は語ってみよう。
なんで突然こんな事言い出したかって言うと、先日3年生とのお別れ会チックなものの終了後、音楽室で皆写真取ったりしている時間(解散後)があったのだが、その時先輩にこの曲を聞かせた。
実は、最初から最後までキッチリこの曲を人前で弾くのはその時が初めてだったりした。
その時凄くこの一つの和音が大切だったのだ。いやほんと、この音にして良かったと思う。
その音とは、一番最後の和音である。
この音は本当に迷ったのを覚えている。
最後の音を解説すると、ドとソ。この音は「完全5度」という関係なのだが、この和音が曲で使われることは滅多に無い。
基本的に、(課せられたモノの場合は)ドとソの間にミを入れたりするのが普通の使い方なのである。
ミを入れると何が変わるか。
このミは重要な音で、このミがミ♭になるか、で明るい和音か、暗い和音か。変わる。このミだけで。
このミが無いド、ソという和音では、暗いとも明るいとも取れない、ガーッ。という感じの和音になる。キーボードがある人は試してみよう。
そんで、この最後の和音を作るとき、希望の意味を込めて明るい和音にしたい…。けど、、、ここまで暗いんだから、最後も悲しい和音で終わるってのもありだよなぁ。。と、滅茶苦茶悩んだ。
結局選んだのは、どっちとも取れないように、ミを省略したドとソ。という和音。
後々良く考えてみれば、本当にコレは良かったと思う。課せられたモノを作るにあたって読んだ漫画、「最終兵器彼女」の終わりもコレに該当すると思うのだ。(気になる人は読んでみよう)


まぁただ、先輩に聴かせた「課せられたモノ」は、最後はミの音を入れて明るい和音にした。最後の音を弾く直前に思いついた行動。
そんなこともあって、いろんな意味で取れるから、最後の音はあの和音にして良かったな。なんて思っている。(あ、なんかまとまねー。)